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東洋医学における「未病」について

東洋医学における「未病」について

テレビのCMなどで、
「未病」という言葉を良く耳にすると思うのですが、
この「未病」について、お伝えしたいと思います。
 
 
その前に…

◆東洋医学的に「健康」とは何か?

「五臓六腑」って言葉を聞いた事がありますか?
東洋医学的に身体の組織期間を管理運営しているものです。
(身体を構成している内臓のような物です)

「五臓六腑」が働いているから、私達は生きています。

この「五臓六腑」が正常に働き、私達が生きているのは
「気」「血」「水(津液)」…身体に必要な物質…が
くまなくスムーズに身体の中を流れているからなのです。
 
 
        ↓↓↓絵で表すとこんな感じ↓↓↓
 

五臓のイラスト

五臓【 肝・心・脾・肺・腎 】
六腑【 胆・小腸・胃・大腸・膀胱・(三焦)】
…がバランスを取り合って、良い状態を保っています。
 
 

そうすると「気」「血」「水」がスムーズに流れる=健康

矢印は「五臓六腑の働き」が影響しあう関係を表しています。

例えば…
「肝」は「腎」から影響を受け「心」や「脾」にも影響する

★それぞれがダメージを受けても、助け合って健康なバランスを保つ事が出来る。
 
 

この、健康な状態にダメージを受けると

なんとなく、身体の調子がおかしい=「未病」
 
 
 

身体にダメージを与えるモノとは・・・

↓↓↓↓↓

季節や自然の変化(暑さ・寒さ・雨・風など…)

環境の変化(引っ越し・新しい職場・人間関係によって生じる喜怒哀楽)

生活習慣(過度の労働・飲食・睡眠・運動不足)

事故(転倒・虫さされ・打撲・すり傷)

妊娠・出産・加齢

・・など、様々なモノがあります。

たいてい皆さま、日常生活においてダメージを受けていますよね。

   

   

ダメージを受けても本来、身体は

回復するための『本能』=「治癒力」が働きます

「五臓六腑」がお互い影響しあって、健康な状態を保とうとするのです。

   

   

回復すための『本能』とは・・・

《例えば》

◆気温が下がると、「寒い」と感じますよね。

そこで、キチンと身体の声に耳を傾けて
洋服を重ね着すれば、風邪をひきませんよね。

  

◆睡眠不足が続くと、当然「眠たく」なりますよね。

そこで、キチンと身体の声に耳を傾けて
睡眠をとれば、回復します 

 

◆暴飲暴食が続けば、胃がもたれたりしますよね。

そこで、キチンと身体の声に耳を傾けて
食事を制限すれば、回復します

 

◆座りっぱなしが続けば、脚がむくみ、腰が痛くなりますよね。

そこで、きちんと身体の声に耳を傾けて
身体を動かし運動すれば、回復します  

  

身体はダメージを受けた時、ちゃんと不調のサインを出しているのです 

この身体のサインを無視し続ければ、病はドンドン進んで行きます。

①未病かな? ←ダメージ(ここからもう未病は始まっています)

「あれっ? なんか、身体の調子がおかしい??」

敏感な人は身体のサインを感じる事が出来ますよ

・・・・身体のサインを無視し続ける・・・・

②小さな未病…(「未病度チェック表」を参考にして下さい)

「何となく身体が重いな~」・「足が冷える?」・「食べたくない」・「眠れへんわ~」・「肩がコル」・「腰痛いっ」・「目がしんどい」・「あっちが痛い~」・「こっちがしんどい~」・「やる気ないわ~」・「なんかっ・・・動悸がするっ!!」

・・・など様々な症状が出る (ここで気づいて欲しい!!)

・・・・まだ無視する? ・・・・

「 でも、気のせい、気のせい! 気合いで頑張る!! 」

③大きな未病

「あれっ?身体がしんどい? 病院行って来ようかな~?
あっ・・・良かった~!たいした事ないって言われた♪
しんどいけど頑張ろうっと」  

・・・・え~!!まだ無視するの? ・・・・

④病?

「病院で薬をもらっているし、この位大した事ないわ。それより、仕事も休みたくないし・・・遊びたいし・・・忙しい、忙しい!!」

⑤小さな病

「さすがにしんどい?・・・しんどいかも~?・・・かなりしんどい?     ~無理しないようにしよっと」

⑥大きな病

「ヤバい!、ヤバい!!、   ちょっと休もう。。。」 

⑦すごく大きな病

「・・・・・」(鈍感な人はここまで来ないと気づかない)

・・・っとドンドン身体にとって不快な症状が出てきて、
取り返しのつかない状態になってきます。 

・・・・こんな状態になります ・・・・

未病イラスト

身体は健康でいたいと思っているのです!!!

一生懸命、サインを出しているのに気がついてあげないなんて、かわいそうですよ

「病」になると、五臓六腑のバランスの状態が悪くなり、
身体の機能が上手く働かない

すると・・・ 

「気」・「血」・「水」がスムーズに流れない 

・・・こうなると、悪循環です。
ますます、「気」「血」「水」は流れにくくなり、
五臓六腑のバランスは悪くなる

東洋医学は、この五臓六腑のバランスを整え、
「気」「血」「水」をスムーズに流れるように治療をします。

同時に身体の声にも耳を傾けてもらえるように、
お話をさせて頂きます

(いくら鍼灸治療しても、身体の声を無視し続ければ、
一向に回復しない理由は、もうおわかり頂けましたよね。)
 

身体にダメージを受けたな~と思ったら、
自分の身体に耳を傾けて、ちゃんと~やさしく~してあげて下さいね。

そうすれば、五臓六腑は良い状態にバランスがとれて、
「気」・「血」・「水」は滞りなくスムーズに身体をめぐって
健康でいられます!! 

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