⑤「気滞と瘀血」チェック
⑤「気滞と瘀血」チェック
「気滞」・・・「気」の流れが滞る事。
全ての病はここから始まると言っても過言ではないかと思われます。
「ストレスと病」のページでお伝えした病気の原因【内因・外因・不内外因】によって「気滞」は生じます。
「気滞」テスト
□胸腹部に膨満感がある
□わき腹が張って痛い
□食欲不振
□あくび・口の中が酸っぱい
□お腹が鳴る
□ガスやゲップが多い
□あちこちに痛みが移動する
□ストレスにより症状が強くなる
□頭痛がある(発作性)
□咳が出る(発作性)
□嘔吐・胸焼け感がある
□便秘
□イライラして怒りやすい
□のどがつかえるような感じがする
□女性では、月経前に腹痛・腰痛・頭痛(鈍い痛みで、あちこち痛みの場所が変わる)
★1つでもあてはまる項目があれば、気をつけましょう。
「気滞」は、ほんの初期症状ですが、重篤な「病」が隠れている場合があるので、注意しましょう。
「気滞解消法」
①運動→手足をしっかり動かしてのウォーキング
②食事→旬の食べ物を、野菜中心に腹八分目に食べる
③休息→規則正しく睡眠時間をとり、しっかりと疲れをとる
④ストレス解消
⑤自分にあった治療法で、痛みやコリをとる(整体・ヨガ・マッサージ・鍼灸治療など)
日頃から、「気滞」テストの項目をチェックして、自分の身体の状態を確認しておくと良いでしょう。
「瘀血」・・・「血」の流れが滞る事。
「気滞」が続くと「瘀血」になります。
その他に、外傷・高熱・手術・出産・出血・寒冷・炎症などによって生じます
「瘀血」テスト
□刺すような痛みが同じ場所にあらわれる
□顔色がどす黒い
□皮膚にツヤがなし
□静脈瘤がある
□唇や舌が紫色
□頭痛(刺すような痛み)
□肩こり
□寝つき・寝起きが悪い
□口が渇くが飲みたくない
□冷えのぼせ
□便が黒い
□下腹部に硬いしこりがある
□便秘
□寒さ・冷えで症状が悪化する
□女性では、月経痛(同じ場所に刺すような痛みが継続的に続く)月経血に塊りが混じる
★5個以上チェックがついた方は要注意です!!
「瘀血」が身体に生じてしまうと、なかなか取れにくいです。
辛い症状が続くなら、定期的に鍼灸治療を続けることを、お薦めします。
川の流れにたとえると、「気滞」は水の流れが悪くなったところ
そこには、土が溜まったり、ときにはゴミが溜まったりします。
すると、さらに水は流れなくなってしまいます。
同じ事が身体の中で起こっています。
「気」を滞りなく流してあげて、
身体の中をキレイな状態にしておきましょう